メンタルヘルス

【パニック障害】自分でできる薬の服用以外の治療法【精神療法】

パニック障害の治療は薬物療法(病院で処方された薬を服用する)が基本です。最近の精神安定剤は副作用も少なく、パニック障害に高い効果があげられています。

パニック発作が頻発する急性期を薬でおさえ、症状が落ち着いてきたが慢性期にはいり広場恐怖を併発してしまった場合は薬物療法だけでは完全に症状を取り除くのは難しいので「精神療法」もあわせて行うといいでしょう。

精神療法 

精神療法とは別名心理療法とも呼ばれ、主に以下のような種類があります。

精神療法の種類

  • 認知療法
  • 認知行動療法
  • 自律訓練法
  • 支持的精神療法
  • 精神分析療法
  • 精神分析的精神療法
  • 森田療法など
パニック障害の精神療法でよく使われるのは「認知行動療法」と「自律訓練法」です。

認知行動療法

認知のゆがみを正し、行動を修正していき症状の改善をはかるもので、広場恐怖の治療に有効です。

●認知行動療法のメリット

  • 広場恐怖の治療に効果がある
  • パニック発作そのものを軽くできる

●認知行動療法のデメリット

  • 豊富な知識が必要
  • 治療に時間がかかる

自律訓練法

自分でできるリラックス法。比較的簡単に習得できる。

発作自体を薬物療法で取り除くことができたら次のステップの予期不安や広場恐怖の治療にはいりましょう。

●認知行動療法のやり方 

認知行動療法にもさまざまなやり方がありますが、もっとも広場恐怖に有効な方法が「暴露療法」です。

「暴露療法」とは患者がおそれている場所や状況にあえて段階的に行く事でその刺激に慣れさせ、恐怖心を取り除いていく方法です。

ここで注意しないといけないことは、患者にとってはあえて恐怖を感じる場所や状況に立ち向かうわけですから非常に苦痛を伴います。いきなり無理をして無茶な挑戦をしてしまうと不安がまし挫折してますます自信を失い症状が悪化してしまう危険性があります。担当の医師と相談しながら、ゆっくり一歩ずつ確実に自信をつけていくことが大切です。

体調が悪い日は暴露療法は休んだほうがいいでしょう。無理をして強行し発作が起こってしまうと、今までせっかく積み重ねてきた成功体験が水の泡になってしまいます。あせらずゆっくり確実に前に進んでいきましょう。

●自律訓練法のやり方 

自律訓練法とは、自己暗示でリラックスする方法です。6つの公式と呼ばれる暗示をかけ、リラックス状態を作り出す効果があります。

●自律訓練法のメリット
  • 比較的短期間で習得可能
  • リラックス効果が高く、心身の安定に役立つ
  • パニック発作の頻度を減らせる
●自律訓練法の注意点
  • 食後、空腹時は避ける
  • 静かなリラックスできる場所で行う
  • うまくいかなくてもすぐ諦めない
  • 練習後はかならず消去動作を行う

自律訓練法の手順

1回5分程度、1日2~3回、毎日おこなう。

 基本の姿勢 

あおむけ、もしくは椅子に深く座る。

 6つの公式 

まずは軽く目を閉じ、ゆっくり腹式呼吸しながら、「気持ちがリラックスしている」と暗示をかけます。次に、以下の公式を順番に暗示をかけていきます。

  1. 重感公式「両手両足が重い」
  2. 温感公式「両手両足が暖かい」
  3. 心臓調整公式「心臓が規則正しく打っている」
  4. 呼吸調整「楽に呼吸している」
  5. 腹部温感公式「おなかが暖かい」
  6. 額部冷感公式「額が気持ちよく涼しい」

特に1,2が大切で「右手→左手→右足→左足→両手両足」と順番におこなってください。

以上の暗示が終わったら消去動作を行います。

 消去動作のやり方 

  • 5~6回両手を握ったり開いたりする。
  • 2~3回、両ひじを曲げ伸ばしする。
  • 大きく背伸びしてゆっくり目をあける。

以上で終わりです。

慣れてくるといつでもどこでも出来るようになり、発作が起こりそうだなと思った時などに行えばリラックス出来るようになります。

 まとめ 

すべての治療に言える事ですが、まずは無理をせず自分にあった方法を見つけましょう。あせらずゆっくり、気長に一歩ずつ進んでいけばかならず快復に向かっていけるでしょう。

【治療法】パニック障害 適切な治療の流れと心構え

【パニック障害】自力で治す生活改善法

-メンタルヘルス
-, ,

Copyright© ニコまお ブログ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.